• 2016.02.01

    慣れない目で

    ずいぶんとご無沙汰してしまいました。

    まだ、ヘルシンキに暮らしていますよ。ほほ。

     



    
    
    
    

    前回は秋がどんな風になるかと期待に胸を膨らませていたわけですが、私の秋から冬のはじめまではフィンランドを出たり、入ったり・・・、出張続きの毎日になりました。もちろん、新しくオープンした話題のお店に行ったり、季節のお料理やお菓子を楽しんだり・・といったヘルシンキでの日常の楽しみは諦めざるを得ず。



    
    
    
    

    でもですね。

    このバタバタのおかげで、予想もしなかったギフトを手にいれることができました。

     



    
    
    
    

    日常の中で「当たり前」として見えていた景色をきちんと眺められるフィルターといったら良いでしょうか。改めて落ち着いてこちらでの日常を再開してみると、目の前のことに一つ一つ丁寧に感激する気持ちが備わっていたのです。

     



    
    
    
    

    例えば、空の色。
    今秋、出張で長期滞在があった名古屋や大阪、東京では建物が立ち並ぶエリアに暮らしていました。活気があって毎日楽しかった思い出が残りましたが、そこに慣れた目で改めて眺めるフィンランドの空は格別に美しい!何もないことがこんなに美しいとは思いませんでした。

     

     

    先日も、移動中にこの「ぽかーん」と空いた空間があまりに感動的で思わずパチリ。



    
    
    
    

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    お客様と公共サウナに向かった先日は、夕暮れから夜にさしかかるブルーモーメントに感激。



    
    
    
    

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    そしてある日の帰り道に、目の前の夜空が綺麗で、これまたパチリ。



    
    
    
    

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    自分で気付かぬうちに、目も心も毎日に慣れてしまうのですよね。

    実体験で理解できました。


    特に私は初めてフィンランドにいらっしゃるお客様のケアをする身です。お客様の気持ちが分かるよう、常に「慣れない目」をもっておきたいと思って過ごしていたのに、気づけばこの状況です。

     



    
    
    
    

    反省と共に、定期的な鍛錬(?)がやっぱり必要なのかなと感じています。みなさまにフィンランドの日常をフレッシュな目線でお届けするために、私自身が定期的に外に出て非日常の中に身を置こうと心に決めました。

     



    
    
    
    

    そして、みなさまにも見慣れたご自身の日常に景色を見直すきっかけをもっていただけたらどんなに素敵かと新しい目標(企み?)ができました。みなさまがこのブログを訪れて「へえ」と景色や私の目線をご覧くださって、また毎日の景色に戻られた時に目の前にあるものや人の美しさに気づくような・・。そんなブログを目指したいと思います。

     



    
    
    
    

    書いているうちに謎の決意表明になってしまいました。

    改めまして、よろしくお願いいたします。



    
    
    
    		            
  • あっという間に秋がやってきました。
    日毎に深まる秋の色、空気の冷たさ。



    
    
    
    
    冬の種を感じて身構える気持ちと、夏の太陽を恋しく思う気持ち。
    街でも自然でも、なんだか一瞬一瞬の大切さが身にしみる季節です。



    
    
    
    
    夏の思い出を載せてみることにします。



    
    
    
    
    ヘルシンキ市内のテルヴァサーリ(Tervasaari)という島に撮影に行った夕方に撮りました。



    
    
    
    
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    時間が経つと、光の具合も変わって見える色も変わります。



    
    
    
    
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    この日はすごく疲れていたのですが、この夕暮れを楽しめたことで翌日も頑張ろうと思えた貴重な時間でした。



    
    
    
    
    また別の日。
    この日は通りかかった窓辺に、なんとも嬉しい出会いがありました。



    
    
    
    
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    !!



    
    
    
    
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    しばらく眺めて話して(一方的に・・)、楽しいお昼の時間でした。



    
    
    
    
    そして、また別の日には、夜のお散歩。



    
    
    
    
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    オフィスでのお仕事が長引くのは、太陽が沈まない夏の日常。
    明るいと時間を忘れますからね。



    
    
    
    
    「トラムが無くなった!」となってからトボトボ歩いて帰る真夜中のヘルシンキもまた、美しいものです。
    人のいない街は昼間と違う表情。薄暗い夜は、次の朝をもうすでに連れてきているようで希望が胸に膨らみます。



    
    
    
    
    こうして眺めてみると、夏の記憶はどれも日常の些細なことです。
    どこかへ出かけたり、何か新しいことをしたり、特別なことはできなかった今年の夏。
    けれども確かに、幸せな夏でした。



    
    
    
    
    秋も毎日少しずつ、良いことがありますように。



    
    
    
    
  • オフィスに素敵な招待状が届きました。



    
    
    
    
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    画家ミロコマチコさんによるライブペインティングパーティーのお知らせ。
    主催はファブリックデザインが大人気のブランドKauniste(カウニステ)です。



    
    
    
    
    ミロコマチコさんといえば、昨年の伊勢丹新宿店クリスマスデコレーションを担当なさったことも記憶に新しいですね。ちょうどその時期に日本に居た私は、ポストカードが欲しくて伊勢丹に走ったことを思い出します。あの時伊勢丹で購入したクリスマスギフト(自分用)のラッピングペーパーは今も大切にとってあります。



    
    
    
    
    カウニステから販売されているミロコマチコさんのクマ柄キッチンタオル(その名もKumaという作品)はウチでも、オフィスウタノのデザインアパートメントでも大活躍中。その柄を作った方がヘルシンキにいらっしゃるとは!そして目の前で作品を描いてくださるとは!招待状を握りしめて大興奮でした。



    
    
    
    
    当日はお店の前にも個展の看板が。
    (このライブペインティングは、店内で行われるミロコマチコさんの個展のオープニングというわけですね。)



    
    
    
    
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    店内には、ハッとするような迫力の作品がすでにスタンバイ。
    否が応でも期待が高まります。



    
    
    
    
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    ウィンドウ側に設置された真っ白なキャンパス。
    ここに何が生まれるのでしょう。



    
    
    
    
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    ワクワクしているのは私だけではありませんでした。店内はすごい人でものすごい熱気だったのですよ。カウニステオーナーさんの愛犬くんも、おりこうさんにパーティーに参加していました。(かわいい!涙。)



    
    
    
    
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    簡単なオーナーのご挨拶の後、キャンパスに向かったミロコマチコさん。「画家は筆で語る」ということなのか、一言も発せずにニコッとして登場なさったにも関わらずものすごい迫力でした。



    
    
    
    
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    流れるような自然な動作でライブペインティングが始まりました。まるで下描きがそこにあるように、何かが見えているかのように走っていくペン。



    
    
    
    
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    あまりに普通なので、この時点で何がどうなっているのかさっぱり分からず手品を見ているような気持ちになりました。



    
    
    
    
    みるみるうちに色が浮き上がってきて、



    
    
    
    
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    形や影が見えてきて、



    
    
    
    
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    「あ!」と思った時には、サインと日付を書いていらっしゃいました。



    
    
    
    
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    拍手の後にも遠くからキャンパスを眺めて描き足すミロコマチコさん。



    
    
    
    
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    あの華奢な雰囲気で、自然な動作で、どこからどうやってこの色が生み出されたのか。きちんと見ていたはずなのに、やっぱり信じられない思いでした。「ミロコマチコさんの目には世界がこう見えているのかな」なんて真面目に考えたりして・・。



    
    
    
    
    頭がパカーッと開いた気がして、その後の周りの方々との談笑もいつもより余計に楽しい気持ちに。
    ライブペインティングには、一体感もあり、圧倒される迫力もあり、クリエイティブの種のようなエネルギーがあり。。。なんとも貴重な体験でした。



    
    
    
    
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    ますますミロコマチコさんのファンになった私。
    画集を眺めては、ため息です。



    
    
    
    楽しかった!
    
  • 8月はじめの夕方。
    オフィスでのお仕事を終えてご近所のギャラリーLOKALへ立ち寄りました。



    
    
    
    
    LOKALは「72%のアートと28%のコーヒー」というコンセプトで展開されているギャラリー。
    コンセプト通り、コーヒーを楽しむこともできるのでカフェのようなギャラリーのような不思議な空間です。



    
    
    
    
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    お店の前には人がたくさん。
    開始時刻から1時間も経ってしまっていたのですが、まだ賑わっていました。



    
    
    
    
    何の「開始時刻」だったかというと、新しい展示TORIのオープニング。
    マーケットや、広場を意味するTORIのタイトル通り、今回の展示は様々な作家の作品を大きなものから小さなものまで賑やかに楽しめる内容になっていました。



    
    
    
    
    グラフィックデザイナーの壁面ボードから、



    
    
    
    
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    チェア、



    
    
    
    
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    陶器や工芸小物まで。



    
    
    
    
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    有名なデザイナーから手工芸の職人まで、様々な人々の手で作り出された今回の展示世界。
    まさに、LOKALの世界観が全面に出ているなあと感じました。



    
    
    
    
    LOKALはオーナーのカトゥヤさんご自身がフォトグラファー。
    有名なデザイナーから若手まで、フィンランド国内で活躍するクリエイターが集まる場所として2012年から今まで面白い展示を続けていらっしゃるのです。



    
    
    
    
    カトゥヤさんの姿勢は確かに実を結んでいますね。
    足を運べば、必ず面白いモノ、その奥のヒトに出会える空間。豊かな街の暮らしには、欠かせない場所だと感じます。



    
    
    
    
    この日も、自由な発想でウェルカムドリンクならぬ、ウェルカムアイスクリームが!
    私はこの後ディナーの予定があったのでいただきませんでしたが、これまたオーガニックの国産アイスクリームとして人気のアイスクリームカップでしたよ。ここにも面白い作り手が!



    
    
    
    
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    LOKALは、展示品の販売も行っています。
    TORIは23日までの展示ですが、その後の新展示にも大きな期待が膨らみます。



    
    
    
    
    皆様もヘルシンキへお越しの際は是非お立ち寄りください!



    
    
    
    
    Lokal
    Annankatu 9, 00120 Helsinki
    火曜ー金曜 11-18
    土曜 11-16
    日曜 12-16
    ※オープン時間は変動の可能性あり。



    
    
    
    		            
  • 待ちに待っていたこの日。
    今日、POP-UP Markkaがヘルシンキに戻ってきてくれました。



    
    
    
    
    この記事にも少し書きましたね。冬の夕方の楽しい時間のことを。
    あれから半年が過ぎているとは信じられませんが、今日は再び同じヘルシンキのギャラリーPLAZに神戸のショップ&カフェMarkkaさんがポップアップをオープンなさいました。(8/10, 11限りの営業です。)



    
    
    
    
    オープン時間に行ってみると・・。



    
    
    
    
    今回もマルカさんとタッグを組まれたイラストレーターのマッティ・ピックヤムサ(Matti Pikkujämsä)さんがウィンドウにペインティング中でした。



    
    
    
    
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    「何を描いているのかな・・」と眺めているうちに、そこにはブルーベリーが。
    かわいい!サラサラ描いているように見えて、一部の隙もない可愛さ。さすがマッティ。



    
    
    
    
    今、ヘルシンキは例年より少し遅れてきた夏でとってもよい気候なのです。
    買い付けの間に森に入って夏の自然を満喫されたマルカさんのお話を受け止めたマッティが、その思い出を少しずつウィンドウにペインティングするというアイデアだそうですよ。



    
    
    
    
    マッティ   「もう少ししたらきのこも描こうか?それとも森で出会ったリスを描く?」
    マルカさん  「きのこ!」



    
    
    
    
    なんだかこの会話自体が、とっても微笑ましくて感動しました。



    
    
    
    
    店内には、マルカのお菓子屋さん(markan karkkikauppa)が。
    お土産に持っていらした日本の駄菓子を飾りつつ、来場の皆様に味見していただこうというコーナーだそうです。



    
    
    
    
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    「味見してみて!(Maista!)」と言っているのは、マルカのうさぎ山ごんぞうさんです。



    
    
    
    
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    マルカさんのポップアップショップですから、当然商品も置いてありましたよ。
    バッグやカード、金太郎飴(!)まで、マルカさんのオリジナル商品からKaunisteの商品、絵本まで、マッティが手がけたデザインがいろいろと揃う、なんとも楽しいお店です。



    
    
    
    
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    このコーナーには、マルカさんのお友達から届いた開店祝いのお花が飾ってありました。
    なんと日本から現地のお花屋さんにオーダーしたお花なのだそう。マルカさんのお友達って、愛情深いですね。
    (勝手に感動・・。)



    
    
    
    
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    もちろん、マッティの原画も展示&販売されていました。
    お、マッティも、マルカのタムラさんも、ギャラリーのオーナーさんもくつろぎ中。



    
    
    
    
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    なんとなく空気が伝わりますかね。
    優しくて緩やかな雰囲気。お店というか、お友達の家というか。
    仲良しさん同士の楽しい2日間、夏の思い出がさらに増えるでしょうね。
    良い時間でした。



    
    
    
    		            
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歌野 嘉子

留学を機に2004年よりフィンランド在住。現地旅行会社、政府系研究所勤務を経て、個人事務所オフィスウタノをヘルシンキにて主宰。 個人旅行、ウェディングから取材コーディネートや買付まで、現地のあれこれを手配中。ヘルシンキでの生活風景をマイペースに綴ります。

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