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2019.02.04

棟梁の技・体験レポート 第20回「新しい屋根の工法」

こんにちは。

棟梁の技や仕事に対しての思いを紹介していく、棟梁ブログ担当すーちゃんです。

今回は都田建設事務所の横にある駐車場で作業してる棟梁にお会いしてきました。

 

朝出勤してみると、事務所横の砂利だった駐車場になにやら大きな建物が!

四角に囲まれた木の壁に、周りにも角材が置いてあります。

そしてその建物から棟梁が登場!

 何を作っているのか、早速聞いてみました。

 

IMG_8420.JPG

 

すー「おはようございます!今日は何を作っているのですか?」

 

棟梁「ここに物置を作ってるんだよ」

 

資材を置くスペースが少なくなってきた為、倉庫のようなものを作るそうです。

しかし屋根と思われる形をした部分が少し変わっています。

 

IMG_8425.JPG

 

棟梁「この屋根は俺の新しく編み出した工法で作ってあって、めちゃくちゃ丈夫だぞ」

 

すー「たしかに見たことない形ですね」

 

棟梁「これはここを通して上からカーンとやればハマるんだよ

 

   あとは自分の重みで勝手に締まって丈夫になる仕組み」

 

すー「自分の重みで丈夫になる仕組みって!発想がすごい!」

 

棟梁「ここにもハメて、あとは屋根をつけるだけ」

 

 

棟梁が丁寧に色々教えてくれたので詳しくお伝えしたいのですが、

その完成された骨組みを見てもよくわかりませんでした。すいません。

要するに一際頑丈な屋根が完成したということです。

 

IMG_8416.JPG

 

すー「見てもよくわかりませんが、とにかく頑丈ってことがわかりました」

 

棟梁「あぁそうだよ。びくともせんよ」

 

 

詳しくは企業秘密なので説明できませんが、木がお互いを締め付け合ってかたくななまでにしっかりした骨組みとなっているようです。

たしかに良く見ると小学校の頃理科で習った作用点、力点がパイの生地のように互いに重なり合っていて、

力が真ん中にいくようになっています。

これを一から考え作ってしまう棟梁はやっぱりさすがです。

 

ドロフィーズキャンパスのイデア棟に展示してある棟梁が作った木組みが実際に形を変えて活きているんだなと感じました。

 

  

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