天然素材を巧みに使いこなした、スローライフリノベーション。
コンパクトな空間に快適性を生む工夫
限られた面積の中でいかに開放感と心地よさを得られるかを重視。
もともと畳のない住宅に「ゆったりとくつろげる和の空間がほしい」と
いうお施主様の長年の想いから生まれました。
外観の特徴
元の建物と同じく、外壁には杉材を使用。外観の統一感を保ちつつも、
新たに増設されたこの和室が「特別な場所」であることが伝わるように、
グレイッシュな塗装で仕上げました。
自然光の取り入れと断熱性能
自然光をたっぷりと取り入れつつも、アルゴンガス入りのペアガラスを採用。
さらに、床・壁・天井にはしっかりと断熱材を入れることで、断熱性・保温性を高め、
一年を通して快適に過ごせる空間を実現しています。
庭との一体感
南面全面をガラス張りにし、掃き出し窓を通して外へとつながる感覚を大切に!
手を伸ばせば届きそうな位置に植栽を配置することで、屋内にいながら四季の変化を感じる奥ゆかしさを生み出しています。
照明・収納・配線などの細部の設計
畳に座った際の目線に配慮し、天井には埋め込み式のダウンライトを採用。
もともとのアルミ製引き戸は木の板戸へと作り替え、和の空間としての雰囲気を一層引き立てています。
低い位置に設けられたガラス窓からは、茶室の「にじり戸」を思わせるアクセントとして。