こんにちは。
棟梁の技や仕事に対しての思いを紹介していく、棟梁ブログ担当すーちゃんです。
今回もイデア棟に置いてある、小林棟梁が作った釘を使わないで木を組み立てる「木組み」を紹介します。
木組みの持つ性質はたくさんありますが、その中でも耐震性という部分をクローズアップして今回はお伝えします。
現在の建物は在来工法という名前から昔からある作り方のように思いがちですが、
江戸時代よりあとに西洋から学んだ建築法が元になって創られており、頑丈で揺れにくいのが特長です。
揺れてもビクともしませんが、耐えられる以上の揺れが来ると折れてしまいます。
それに引き換え、木組みでできた建物は地震などがあった場合、在来工法よりも揺れを感じますが倒れることはありません。
それは木がしなったりして、遊びの部分が揺れを吸収してくれるからです。
木組みの技は、パズルのように緻密な発想も必要ですが、木の特性も理解していないといけません。
柔軟な発想力と知識経験が織りなす、技術の結晶です。
こちらの画像にある6本の木は、
組み合わせると後ろにある十字の重なった形に組むことができます。
しかしこれが本当に難しい。
ちなみに私は全然わからず小林棟梁に教えてもらいましたが、
先週キャンパスに遊びに来ていたお客様の中には5分で組み立てた方もいらっしゃいました。
しかもノーヒント!
みなさんは何分でできますか?
ぜひ体験しに来てください。
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