こんにちは。
棟梁の技や仕事に対しての思いを紹介していく、棟梁ブログ担当すーちゃんです。
今回もイデア棟に置いてある、小林棟梁が作った釘を使わないで木を組み立てる「木組み」を紹介します。
最近は木組みを特集しているのでその重要性に気付いた方もいるんじゃないかと思いますが、
歴史として在来工法を使ってたくさん建物を建てるという流れが日本であったため、影を潜めてしまいました。
しかし木組みという技は現代の暮らしに当てはまらず衰退した遺産ではなく、
むしろ安全を支える耐震性や暮らしやすさを支える快適性高い、現在にこそ必要な技術だと感じさせてくれます。
そんな木組みには角度をつけて木を組む仕口と、木の長さを増す為の継手があります。
こちらは継手になります。
凹凸をはめて棒状の木を差し込むと取れない構造になっています。
まるで仕掛け箱のようですね。
木の性質として、自然の温度と湿度の調節機能があります。
目に見えない無数の穴が空気中の水分を吸って、湿度が低いときは水分を吐き出してくれる。
夏はじめじめせず、汗もサーっと乾いていきます。
冬は乾燥せず、肌をしっとり保湿してくれます。
それをリモコンもなしで自動でやってくれる調湿効果は素晴らしい性質です。
木で出来たお家は呼吸をしている、とも言われる所以ですね。
この画像の左にある十字の木組みは、一見すぐ取れそうですが、
意外と取れなくて結構苦戦します。
その取り方も実にユーモアがあって、見る人の心を惹き付けます。
どうやって取るか知りたいですか?
イデア棟でお答えしましょう!
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