こんにちは。
棟梁の技や仕事に対しての思い、建物の魅力を紹介していく棟梁ブログ担当へーちゃんです。
小林棟梁のお仕事場にお邪魔して、お話を聞いてきましたので2回に分けてご紹介します。
小林棟梁はドロフィーズキャンパス内の、いくつもの施設を作り上げてきた大ベテランの宮大工です。
まさしく職人ですが、物腰が柔らかくとても話しやすい方です。
作業中にも関わらず、快くお話をしてくださいました。
今回はドロフィーズカフェで使用する、ケーキを入れる箱を作っているんだそうです。
一見普通の木材を使っているように見えますが、実は製材してから「80年以上」経っている古材を再利用しています。
古材は下の写真のように色が黒っぽく変色しているのですが、表面を削れば真新しい木肌が現れます。
今回使用しているのは「木曽」の木材で、質が良く新たに購入すると高価な材料だそうです。
そのため、小林棟梁は建物を解体したときなどに出た古材を集めて、こうして再利用しています。
使える古材はお得に使う、さらに自然にも優しくとっても良いことだと思います。
入り口付近に置いてあった、大きな一枚板についても伺ってみました。
この木材は三河の黒松で、こちらも古材だそうです。
木材に限らず、自然からいただいた資源を大切に使い、壊したら捨ててしまうのではなく使えるまで使う。
今の大量消費社会には、こういった物を大事にする精神が大事だと私は思います。
次回はまた、続きをご紹介しますのでお楽しみに!
棟梁の技・体験レポート 第45回「宮大工の道具〜底取り鉋(かんな)・脇取り鉋(かんな)とその手仕事〜」
棟梁の技・体験レポート 第44回「リノベーション-ドロフィーズカフェ編3」
棟梁の技・体験レポート 第43回「リノベーション-ドロフィーズカフェ編2」
棟梁の技・体験レポート 第42回「リノベーション-ドロフィーズカフェ編1」
棟梁の技・体験レポート 第39回「miyakoda駅カフェ」
棟梁の技・体験レポート 第37回「次回のドロフィーズマーケットは」
棟梁の技・体験レポート 第33回「棟梁育成学校に小林棟梁が来訪」
棟梁の技・体験レポート 第32回「伝統技法に触れられる場所」
棟梁の技・体験レポート 第31回「ヴァージョンアップした事務所をご覧ください」
棟梁の技・体験レポート 第27回「DLoFre’s Architecture Museum 2019」
棟梁の技・体験レポート 第25回「ドロフィーズ・マーケットに行こう!」
棟梁の技・体験レポート 第22回「屋根づくりで気をつけること」
棟梁の技・体験レポート 第11回「いきなり完成間近のあるものとは」
棟梁の技・体験レポート 第10回「Don’t think,feel!」
棟梁の技・体験レポート 第6回「ドロフィーズ・マーケットに潜入」