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2020.07.05

棟梁の技・体験レポート 第79回「継手」

DLoFre’sリノベーション課の大谷です。

木造建築物で昔から使われている「継手」。その字の通り「手を継ぐ」ように木と木を継ぐ方法。住宅でいうと1階の床を支える土台面に使われていたり、天井を通る梁などに使われています。

KIMG2092.jpgKIMG2096.jpg木を凸凹になるように切り欠いて組み合わせると引っ張っても抜けない構造になっています。

KIMG2099.jpg「蟻継ぎ」「鎌継ぎ」「蟻掛け」などと呼ばれていて大工さんの会話をよく聞いていると「アリのところを~」「カギが~」と言っているのに気づきます。普段は家の中に隠れてしまう部分で、こんな技が使われていることに気づくことはなかなかありません。またこの切り欠きもノミを巧みに扱うことが出来る棟梁ならではの技です。

DLoFre’s Campusの建物にもこのやり方は使われています、またこの模型は外れやすくするために、ワザと緩く作ってくれていますのでその繊細な切り込み口を間近でみることが出来ます。BBQテラスと呼ばれている施設に週末は展示しています。

普段はなかなか見れない日本の伝統の技を是非見て下さい。

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