1804年にフィンランドで生まれたユーハン・ルードヴィーグ・ルーネベリは
フィンランド国歌を作詞した国民的な詩人として知られています。
貧しい家庭に生まれたルーネベリですが、現在のヘルシンキ大学に進学して
古典語を専攻し博士号を取得、1830年に処女作となる詩集『詩(Runot)』を
著しました。代表作は、ロシア・スウェーデン戦争(フィンランド戦争)を
描いた愛国詩『ストール旗手物語』。その冒頭部が国歌となりました。
ルーネベリは創作活動中に近所のケーキ屋さんのラズベリーケーキを好んで
食べたそうで、それを知った夫人がルーネベリのために作ったのがルーネベリ
タルト。ルーネべりの誕生日にあたる2月5日はルーネベリタルトを食べるのが
年中行事として定着しています。なんだかお堅い文学者のイメージですが、
ちょっと微笑ましいエピソードですね。
1月24日からドロフィーズカフェに、フィンランドの伝統の味をドロフィーズ風に
アレンジしちょっとオシャレに盛り付けた期間限定のオリジナルのルーネベリ
タルトがメニューに加わっています。ドロフィーズキャンパスにお越しの際は
ジンジャー風味のタルト生地になめらかなクリームと甘酸っぱいリンゴンベリー
ジャムで彩られたルーネベリタルトをぜひお試しください。