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May.14th Miyakoda Jazz Sunday ~雨模様もお似合いな二人の女性ヴォーカル~

皆さん、こんにちは!おおちゃんこと太田です。

小雨舞う日曜日の午後。Miyakoda Jazz Sunday ではお馴染みの、女性ヴォーカル

お二人の登場です。2週目の日曜日は2会場開催ということで、白のMINKAでは

低音ボイスが心地いいボサノバ・シンガーRicoさん。いっぽうノルディック・デリでは

リズミカルで弾けるような明るさと甘い余韻が印象的な高橋たえさんによるステージでした。

それでは、今回もその様子を写真と文章でお届けしてまいります。

vo: Ricoさん

ご常連さん、お母さんと娘さん、偶然にお立ち寄りいただいた方など、雨模様でしたが多くの

お客さまにご来場いただいてスタートしたライブ。

ボサノバ特有のなんだか”ほわっと”した曲という自分の中の固定したイメージに対して

新しい趣を持って楽しめた発見のあるライブでした。

この文章を書くにあたってBossa Nova ボサ・ノバについてちょっと調べてみました。

その中でも注目したのが語源についてです。ポルトがル語で「Nova:新しい Bossa:感覚」と

いう意味で、Jazzとサンバの要素が混ざり合った洗練されたサウンドということのようでした。

pf: 藤森 純一さん 

つまりブラジル国内の様々な人種や国籍が集まって生まれた、今でいうニッチな分野の音楽

だったということでしょうか。 

共通したイメージはあるものの、ボサノバにも様々なの曲調があるんだと思わせるキッカケになったのが

ライブ終盤に聴いたある曲でした。すみません、タイトルが思い出さないのですが…。その曲は

抑揚が小さく抑えられ、終始、低音でゆったりした流れだったと思います。

言い換えれば、無表情のようで見方によっては微笑んでいるような、又はぼんやり考え事をして

いるような、それとも悲しんでいるような?見る人によってそれぞれ違って見えてくるような…。

そしてすべてが正解のような。そんなたたずまいの曲を、Ricoさんの安心感と安定した低音ボイスで

調理されると気持ちの奥底が柔らかく和んでいくような感覚になりました。多民族で多国籍なお国柄が

持つ郷愁やなつかしさ(サウダージ)は、日本に住む私にはなかなか共感できないですが、

懐の深い曲に出会うことが出来たと思います。

次回から曲名を記憶しておいて歌詞の内容についても深堀していくことで、ボサノバの持つ

サウダージに少しでも触れられたらいいなと思っています。

gt: 谷口順哉さん

ピアノ演奏の藤森さんとギター演奏の谷口さんもボーカルを引き立てるだけでなく、時折魅せる

ソロ演奏などから、その存在感を強く聞く側に印象を与えていらっしゃいました。

聴衆の細かな気持ちの浮き沈みを巧みな演奏で演出されてボサノバの世界に誘っていただきました。

そして、会場内は朗らかな雰囲気に包まれ気持ちのいい静寂感が漂っていました。

また、曲と曲との間のトークセッションでは、谷口さんの関西弁の語り口もスパイスのように

作用して、みんなの気持ちをほっこりとさせていたのもなんかいい感じでした。

vo: 高橋たえさん  pf  : 林 耕平 

前半と後半と合わせて2時間のライブ。ノルディックデリでもJazzの名曲が聴けることもあって

大盛況でした。その名曲の中からいくつかピックアップしてちょっとだけ深堀してみました。

ライブ途中に歌われた”The Romance”は、決して華やかで贅沢な愛されだけを望ない、純粋で

一途に愛する想いが歌詞に表現されていて、それを歌うヴォーカルの高橋たえさんの声色

と柔らかな林 耕平さんのピアノの音色にとてもよくマッチしていて、まるで羽毛に

包まれているような聞き心地でした。なんだかその愛する男性の姿が透かして見えてくるような

ドリーミーな雰囲気にため息が出そうでした。

次に演奏された”Blue Skies”のBlueは英語で”憂鬱”という意味にからめ、最後は主人公の

思いが叶って気分は一面の青空のようにと、女性のかわいらしい一面を曲に乗せたチャーミングな

雰囲気もなかなかの聴きごたえでした!

皆さんもご来場されたときには、お気に入りの曲名を覚えておいてスマホで検索してみては

いかがでしょうか。歌詞の内容や曲の歴史に触れたりもできかなりお勧めです。動画も良いかも

しれません。もうすでに楽しまれている方も多くいらっしゃるはず、現代のテクノロジーも

Miyakoda Jazz Sundayをきっかけに活用していきましょう!!

東海地方も早々と梅雨入りが宣言されました。また気分転換にお気軽にお立ち寄りください。

きっと気持ちも晴れるはずです。これからもとっておきのライブをご用意させて

いただきます。詳しくはコチラからどうぞ!!

ご参加いただいた皆様、演奏いただいた演者の方ありがとうございました。

 

 

FINE PICK UP

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