
フィンランドのクリスマスといえば一大イベントですが、日本人であるならばフィンランドの年末年始の過ごし方も気になるところ。
実は、祝祭のにぎわいが落ち着いたあとに訪れる年末年始こそ、フィンランドらしい静かな時間が流れます。
大晦日には、家族や親しい人とサウナに入り、一年の疲れや気持ちをすっきりと手放します。
その後、溶かした錫を水に落として未来を占う「ティナ占い」を楽しみながら、新しい年への想いを語り合うのが伝統。夜空には花火が上がりますが、騒がしさよりも、澄んだ冬の空気と光を味わう時間です。
元日は特別な予定を入れず、前日の料理を囲みながら静かに過ごす家庭が多いのも特徴。外は深い雪に包まれ、窓辺のキャンドルが暮らしをやさしく照らします。
何かを“足す”のではなく、心を整えながら新しい年を迎える——そんなフィンランドの年末年始には、スローライフの本質が息づいています。
フィンランドのご紹介をするブログも今年最後となりました。
引き続き、来年もフィンランドのご紹介をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
みなさま、良いお年をお迎えください。
