「アラビア」と聞いて連想するのはアラビア半島? アラビア語?。
でも「北欧の」と付くとフィンランドの陶磁器メーカー「アラビア社」
を連想させます。カタカナだとどちらも「アラビア」なのでややこしいですね。
首都ヘルシンキ郊外には「アラビア」という地域があり、1873年にこの地で
創業したのが名窯アラビア(ARABIA)社です。実用的かつ芸術的な食器として
とても人気があります。時代を超えて世界中から高い評価を受けるアラビア社の
製品はフィンランドを代表する陶磁器と言えるでしょう。モノを大切にする
フィンランドの人々には、暮らしの道具を大切に受け継いでいく文化が
根付いており、食器類もヴィンテージショップやフリーマーケットの
人気商品となっています。
1970年代のアラビア社製カップ
ヘルシンキでは日本人旅行者向けのキルップトリ(Kirpputori:蚤の市)ツアーも
人気だそうですが、ここ都田町・ドロフィーズキャンパス内の北欧ヴィンテージ
陶器ギャラリー「Scandinavia Kirpputori」でもキルップトリの雰囲気を味わう
ことができますよ。日々を豊かにデザインしてくれる北欧ヴィンテージ食器。
心豊かにコーヒーを飲み食事をいただくのはプライスレスな贅沢ですね。