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2017.04.10

河川堤(つつみ)の桜並木の将来は?

こんにちは。  ガーデンクリエイターの とよちゃん です。
地球温暖化の影響で近年はソメイヨシノの開花時期が早まり、それぞれの「桜まつり」の本番時にはすでに
桜は散り気味だった  という悲劇もおこっている話もよく聞きます。
今年はつい最近の寒さもあって、4月初旬の今日現在、河川堤防の桜並木は写真のとおり満開です。

ところで。
ある町(地域) から「まち   おこし}のアイデアをもとめられて、「平成の新しい桜並木(河川つつみ)をインフラとして
つくったらと提案したことがあります。 そして土木事務所に相談に行ってみたところ なんと NG !! の返事だった
のです。
樹木の成長にともない、地下の根も当然伸びていくわけですけれど、これが堤防地盤面をやわらかくし洪水時の
決壊を招くという理屈らしいのです。
僕は 地中に張り巡らされた根は あたかも コンクリートを打設したときの ワイヤーメッシュのように地盤面を強固
にするのでは と思っていたので おおいに驚きました。

結論をいうと 現在の河川堤の桜並木は 法施行以前の行為なので仕方ないとしても、今後はいっさいまかりならん
ということらしいのです。伊豆の河津町などの河津桜と菜花のコラボは遠方からも観光客を集め財政にも貢献して
いると思うのですが、桜の木が老木になり枯れてしまっても、新しい若木に更新していくこともできないのです。

いつか日本中の河川堤の桜並木は姿を消す運命にあります。本当にそれでいいのかなと ガーデンクリエイター
の僕は思い悩むのですが、さて皆さんはどう思われますか?
相談に行った土木事務所の 「河川課」の部屋の壁には綺麗な河川堤の満開の桜の写真パネルが掲げられていた
のですが おもわず笑っちゃいました。 

重い話題で失礼しました・・・・・・・・・・
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