こんにちは!スローガーデンのあきちゃんです。
7月は梅雨明けから激しい猛暑ですね。外はアスファルトやコンクリートの照り返しや、室外機から出る熱風で、ヒートアイランド現象なるものがおきます。コンクリートジャングルの都会では、気温上昇に加え、このヒートアイランド現象で体感温度がさらに高くなりそうですね。ぜひ、お庭には木や芝生を植えたり、コンクリートではなく砕石敷きにしたりして、周りの気温の高さを少しでも和らげる工夫をしてみてくださいね。
この猛暑以外にも、お庭のトレンドとして最近よく耳にするのが、「ブロック塀」。震災で老朽化したブロック塀が倒壊し、下敷きになってしまった小学生の命を奪ってしまうという悲しい事故のニュースは、みなさんの耳に新しいかと思います。
昔に建てられたブロック塀は、中の鉄筋の本数が少なかったり、背が高いブロック塀に控え壁がなかったり、ブロック下にコンクリート基礎がなかったりと、老朽化も相まって倒壊の恐れがあるものが多いです。
今回の事故のニュースで、ブロック塀に関するお問い合わせを頂く数が増えました。
こちらのお客様も、5段積のコンクリートブロック塀が傾いている、ということで撤去することにされました。
ブロック塀自体の老朽化や、耐震性の無さが、傾きの原因でもありますが、もうひとつが土圧や木の根っこによる場合も多いです。
ブロック塀の中から撮影した写真ですが、5段ブロック積の3段以上の高さまで土が盛られている状態です。かつ立派な植栽がたくさん植わっておりまして、地中で根を伸ばして塀を圧迫している可能性が高いです。
この白いおしゃれなブロック塀は、ご主人がDIYしたもので、こちらも傾きつつありましたので惜しくはありますが解体撤去することになりました。
既存のブロック塀を解体撤去し、新たに土留めとして割栗石を利用しました。また高いブロック塀を立ち上げても、いつかは老朽化し倒壊のリスクが伴います。いっそそのような心配をしなくても良いように割栗石の施工にしました。また、ブロック塀に比べて費用も安いです。
高いブロック塀がなくなり、開放的になりました。
石を使うとコンクリートブロックよりナチュラル感も出ますよね。石と石の間に下草なんかを入れるともっとナチュラル感が出ますよ。
割栗石の土留めだけだと、「人が入ってきやすいのでは?」、というご懸念もお持ちでしたのでウリンの支柱にワイヤーを貼って簡単ですが造作フェンスを2面等間隔で設置しました。
完全に人の侵入を防ぐものではありませんが、空間的にこのような高さのある見切りを作ると、境界だと認識できるので心理的に人が入りにくくすることができます。
境界を何にしようか、とお悩みの方や、ブロック塀を撤去したいけど新たに何を設けたらよいのか、とお悩みの方は是非「割栗石」もご検討くださいね。
そんなお庭のアイデアを学ぶことができるスローガーデンのイベント「お庭のセンスアップセミナー」もぜひご参加くださいね。
次回は8/5(日)に開催します。皆様からのお申し込みお待ちしております。
【お庭のセンスアップセミナー】
https://bit.ly/2vbuAML