皆さんこんにちは。DLoFre’sオーガニック朝市担当の齋藤です!
さて、本日は昨日の続き!「浜名湖ファーム」さんの秘密第2弾をお伝えします!
昨日お伝えした通り、生命を育てる為に必要なのが「空気・水・養分(餌)」です。
浜名湖ファームさんでは、美味しい井戸水を汲み上げてうずらに与えています。
そして餌ですが、黒麹菌や熊笹エキスという、もろみ酢のような
発酵エキスを独自に作り、餌として与えています。
実際の餌を拝見しましたが、発酵独特の何とも言えない良い香りでした。
どうしてこの餌に行きついたかというと、数年前に大流行してから
何回も猛威を振るっている鳥インフルエンザ。ここ浜松で流行は無いものの
やはり風評被害があったり、「もし感染したらどうしよう。」と
不安で眠れない日もあったそう。その不安を取り除くには、
伝染病に掛からない体に育てれば良い!その為には、小さい内に内蔵を強く育てる。
その為には、ヒナの内から乳酸菌や酢酸菌など、発酵の力で他の悪い菌を
寄せ付けない体にする餌を与えればいい!!と考えたそう。
実際病気になりにくいので、抗生物質は不使用。最少量の殺菌剤・ワクチンで
とっても元気なうずらが育つんです。
この世界には、「ひよこ8分」という言葉があるそうで、
元気で卵を良く産む親鳥にする為には、ヒナの内にいかに良い餌を食べ
自然の力で元気に育てるかが大事。この様に育てられたら
病気などと闘う為のエネルギーを卵にまわせるので
あまり手を掛けなくても、沢山卵を産む元気な親鳥になるそうです。
実際、卵がいっぱい!!
この話を聞いて、人間と全く同じだなぁ。と思いました。
体を作るのは食事です。小さい内から農薬や薬を使わず育てられた
旬の美味しい物を食べていれば、健康な体になれると思いませんか??
おじいちゃん、おばあちゃん世代の方に元気でご長寿の方が多いのは
子供のころの食生活が大きく影響しているのでは?と感じました。
さて、話を戻しますが、浜名湖ファームさんの凄い所は美味しい卵だけではありません。
通常は廃棄されるうずらの糞。これらも、発酵の餌を与えているからこそ
更に発酵をさせ、土や作物を育てる宝物に変えることができます。
また、役目を終えたうずら達は主にドックフードなどのペットフードに加工されます。
抗生物質を使用していない為、安心して大切なペットを育てる養分になります。
浜名湖ファームさんは、「喜びの連携プレー」を提唱し、美味しいうずらを食べ
子供たちが喜び、その副産物である堆肥を使う事で農業に関わる方が喜ぶ。
その豊かな土地から生まれた美味しい農作物で、それを食べる人が喜ぶし
体に良い餌で動物も喜び、元気なペットを飼う人も喜ぶ。
素敵な連携プレーです!
実際に訪問して色んなお話を伺い、浜名湖ファームさんの熱い想いが伝わってきました。
今後も、朝市に出店して頂く予定ですので、見かけた方は是非声を掛けてみて下さい。
素敵な想いを語って下さいますよ(^^)
明日は、今一番忙しいお茶農家さん「岩沢園」さんを紹介しますね。
お楽しみに!!