こんにちは!
スローガーデンのスタッフすみちゃんです。
今年の冬は暖かい、と思っていたのですが、
12月後半から急に冷え込みました。
気温が低下したことで植物が休眠体勢に入った時、
やっておくとよいのが「寒肥」。
寒い時にやる肥料なので、「寒肥」。
読み方は、かんごえorかんぴ、と読みます。
植物が休眠している12月から2月頃までに、植物の根元に
肥料を与えておくと、3月以降の芽吹きから1年間の生長がよくなります。
寒肥に向いているのは、油かす、骨粉、乾燥鶏糞などの有機質肥料。
冬の間に撒いておくと、土の中でゆっくり分解され、芽吹きが始まる3月頃に
根っこから吸収されて肥料が効いてきます。
油かすや骨粉、乾燥鶏糞などを自分でブレンドしてもいいですし、
園芸店では、寒肥用の「有機ブレンド肥料」が販売されています。
ちなみに、ドロフィーズ・キャンパスで寒肥として使っているのは
「バーク堆肥」。
このバーク堆肥を土の表面に撒いています。
写真は、秋に植えた寄せ植えの根元に撒いたもの。
植物繊維のため、断熱・保温効果もあるため、マルチング材としての効果もあります。
(※マルチング:土の表面を覆い、土の乾燥や防寒対策、防草対策をすること)
バーク堆肥は、土の保水力や通気性を高める「土壌改良剤」として使われることが
多いのですが、生成過程で発酵させるために、油粕や鶏糞を混ぜているため、
肥料分が微量に含まれています。
肥料分が微量のため、分量を多く与えすぎても「肥料焼け」を起こすことがありません。
ドロフィーズキャンパスでは、肥料を欲しがる植物、さほど肥料が必要ない植物、
様々な植物をミックスして植えていることもあり、このバーク堆肥を主に活用しています。
一年で一番寒い時は、お庭に出るのをためらう方も多いと思いますが、
「寒肥」を施して迎える春は、植物の生長が違ってくるので
ぜひトライしてみていただきたいです!
〇都田建設のお庭チーム「スローガーデン」のHPはこちら
https://www.slow-garden.net/