お客様が来訪された時、また家人が日々の出入りをする時、味気ないアプローチでは、 もったいないですよね。そこで本例では思い切り遠回り？をして玄関にたどり着くよう 設計してみました。

シンボルツリーのモミジの季節の変化や、下草類の野趣を愉しみ ながら暮らしていただけるでしょう。人工的な部分は色味を白から黒に至る無彩色に 押さえ、用土の黒や植物の葉の緑が一層引き立つよう、ポストの赤がより印象的に なるよう配慮しています。

玄関は北側に面しているため、真夏以外は日当たりが悪く苔と景石を用いた陰のワンポイント庭園をしつらえました。

曲線アプローチとうって変わって駐車場は直線のみでしつらえました。色味も洗い出しコンクリート、砕石と無彩色で主張を抑えています。

南側に回ると居心地の良いウッドデッキが設置されています。雨に濡れずに洗濯物も干すことが可能です。