出題範囲
1. 美しくあること
・考え方がシンプルである
・構造美がある
・優しさがある
・形状がシンプルである
・素材感がある
・無垢の材料、もしくは自然素材である
・華美でない
・内面や考え方が伴っている
・色使いが3色以下である
2. 長く大切に使えること
・使い捨てにならない
・継続して購入してもらえる
・耐久性がある、想定使用年数が長い
・変化対応ができる
・リユース可能
・メンテナンスがしやすい、メンテナンスして長く使える
・30年以上愛されてきた商品、ブランドである
3. 購入後に過程を楽しめること
・手間をかけることで楽しめる
・自ら工夫する余地がある
・手動のもの(自動でないもの)
・Vintage〜年季の入っていくもの
・使用するものや、何かの材料・原料など、使う過程のあるもの
・おしゃれに置いておけるもの
・メンテナンスをすることにより長持ちする、愛着が湧く、質感が成熟していくもの
4. 顔が見えること、手作りや作り手の感性を表現していること
・生産者の自身の想いがある
・スタイルを届けようとしている
・作り手の感性があらわれている
・顔写真がある
・実名(個人名)を出している
・トレーサビリティがあること
・生産過程が明確なもの
・流通が明確
・手作りの過程がある
・社会貢献をものづくりまたは販売に取り入れているもの
5. オーガニックであること
・体に優しい、心をいやすものである
・素材そのものの魅力を生かしている
・健康へのメッセージ性がある
・有機農法である(化学肥料・農薬を使わない)
・有機認証をとっている
・低農薬である
・天然自生である
・化学物質無添加、または少ない
・化学薬品を使わない、または少ない
6. 地球への環境負荷を減らす活動があること
【Ⅰ】素材をそろえるとき
・人への影響のないものを使用しているか、オーガニックか
・素材を少なくする工夫をしているか
・素材は100年後も利用できる工夫がされているか(持続可能性があるか)
・素材を調達するときの環境保全が考慮されているか
【Ⅱ】ものをつくるとき
・つくるときの電気・ガス・化石燃料について把握し、減らす努力をしているか
・つくるときに素材の無駄がでていないか、減らす努力はあるか
・再生可能エネルギーを利用しているか
・つくり方を変えることで材料が減らせないか
【Ⅲ】運ぶとき
・運ぶときに一度にたくさん運べる方法を選んでいるか
・運ぶ回数を減らしているか
・地域の素材を使っているか
【Ⅳ】使うとき
・商品自体に長く使う工夫がされているか
・使うときのエネルギー使用量を減らす努力がされているか
・長く使うためのメンテナンスに必要な情報を提供しているか
【Ⅴ】捨てるとき
・捨てるごみの量を減らしているか、減らす努力をしているか
・リサイクルなどで再利用して資源の有効活用がされているか
・捨てるときの処理方法が適切かどうか
【その他観点】
・事業者自身が環境への配慮をおこなっているか
・自社活動の環境負荷の見える化を行っているか
・カーボン・オフセットを行っているか
・環境に対する社内研修体制はあるか
7. ここにしかないものであること
・独自性がある、オリジナル性がある
・取扱い業者が限られている、取り扱いに審査や認証が必要
・限定商品である(数量、季節、地域など…)
・一般的な流通店舗で売られていないもの(大量生産・大量流通でない)
・オーダーメイド
・他のものと組み合わせで購入ができるもの
8. スローライフマイスター
様々なシーンでスローライフマイスターとして、どのような選択や判断をするか。
覚えておきたい用語の解説
<耐久消費材>
1年以上長く、継続的に使われる消費財を指します。
耐久消費財の例としては、自動車、家電製品、パソコン、携帯電話、ピアノなどの楽器、家具などが挙げられます。
<非耐久消費財>
1回限り、あるいは比較的短期間に消費され、比較的安価な製品。
食品、飲料、化粧品、洗剤、トイレットペーパーなどです。
<オーガニック>
化学肥料や農薬を使用しない野菜や、添加物を入れていない食料品などをさす言葉。
<テキスタイル>
織物。布地。
<マテリアルサイクル>
製品を原料として再生利用(リサイクル)すること。
同じマテリアルサイクルでも、紙から紙へのように同じものにする「水平リサイクル」と、
ペットボトルから繊維の原料にするというように異なるものへ生成しなおす「アップワードリサイクル」がある。
<サーマルサイクル>
廃棄物を単に焼却処理せず、焼却の際に発生する熱エネルギーを回収・利用すること。
<5R>
ごみを減らすための、Rではじまる5つの行動のことです。
Refuse(リフューズ)、Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Repair(リペア)、Recycle(リサイクル)
5Rを実践してごみを減らし資源を有効に利用することは、環境への負荷が少ない「循環型社会」の実現につながります。
<カーボンオフセット>
人間の経済活動や生活などを通して「ある場所」で排出された二酸化炭素などの温室効果ガスを、植林・森林保護・クリーンエネルギー事業(排出権購入)によって「他の場所」で直接的、間接的に吸収しようとする考え方や活動のこと。
<フェアトレード>
発展途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することで、立場の弱い途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す運動。
<レッドリスト>
絶滅のおそれのある野生生物のリスト。