こんにちは。
棟梁の技や仕事に対しての思い、建物の魅力を紹介していく棟梁ブログ担当へいちゃんです。
以前駐車場に設置された、風車作りについてご紹介しましたが、
今回は新たに風車作りをするということで、小林棟梁にお話を伺ってきました。
こちらが現在の風車です。
この風車は3つ同じものがあるのですが、全て回る速さが違うんです。
小林棟梁は設計図を作るとき、こういった木の板に描いていきます。
この綺麗な円をどうやって描いたのでしょう?最初見たときはコンパスで描いているのかと思いまた。
実は、写真のように木の棒を中央にネジ止めして、描きたい大きさの部分に穴を空けてそこに鉛筆を差し込み
ぐるっと回せば綺麗な円の出来上がりです。
おおよその設計図が完成しました。
小林棟梁はこういったシンプルな設計図で、大きなものから小さなものまで何でも作る事ができます。
設計図すらなくても、様々なものを作っているのも見た事があります。
経験と技術力が成せる業ですが、小林棟梁の頭の中はどのようなイメージが駆け巡っているのか想像もつきません。
前回の風車造りの際も3つ同じものを作る予定が、小林棟梁が「全部同じじゃ面白くない!」と風車の回る速度を変えました。
今回もまったく同じものは作らないと思いますので、完成が楽しみですね。
棟梁の技・体験レポート 第50回[杉材を使用した駐車場の柵作り]
棟梁の技・体験レポート 第49回[樹齢800年以上の木曽ヒノキを使用したスタンプ土台]
棟梁の技・体験レポート 第48回[都田建設の宮大工が造った浜松市で唯一「懸け造り」の建造物]
棟梁の技・体験レポート 第47回「都田建設の宮大工 小林棟梁こだわりのモノづくり2」