私のお気に入りの革のソファー。

ご来店のお客様に｢お好きなソファーにお座り下さい｣と言うと、みなさんこのソファを選ばれます。

ドロフィーズインテリアで扱っている｢北の住まい設計社｣さんの家具の革(皮)は、全てスウェーデン・

タンショー社の植物タンニン鞣(なめし)の牛革です。

 

★鞣(なめし)とは

革(皮)はもともと動物の皮膚なので、そのままにしておくと腐っていきます。それを防ぐため原皮は

塩漬けで保管します。(塩昆布のように)

しかし塩分を抜いて乾燥させるとパリパリになって割れてしまいます。

それでは革としてソファや椅子に使えないので、鞣(なめし)の作業が必要になります。

大きく分けると｢腐らないように(防腐)｣、｢乾いても柔らかいように(柔軟)｣、「やけどをしないように

(耐熱)」。

スカンジナビア半島で育った良質の牛革を、ミモザ(マメ科の落葉低木)のタンニン(渋)でゆっくり時間

をかけて鞣します。ミモザの樹皮から抽出したタンニン(渋)と湖がいっぱいのスウェーデンの豊富な

水をたっぷり使い、大きな木の樽の中で、皮から革へ変化していきます。

「タンニン鞣し」は古代からの製法です。植物の渋と水だけ使いますから製造過程においても

環境への負荷が少なく、捨てる時も土に帰り、焼却しても問題ありません。

鞣したままの無着色のナチュラル革はワイルドナチュラルと呼ばれ、使うほどにアメ色に変化し、

革ならではの深みと味わいが増していきます。

 

こだわりの革は、使う人の健康と環境への配慮を最大限行いながら、職人さんが手づくりで

時間をかけて、心を込めてつくられています。

革のソファにゆっくり座って、家族で会話を楽しみながら、この冬を過ごすのも素敵ですね。

 

スタッフ　小椋(オグラ)

 

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