みなさん、こんにちは。スローガーデンのあきちゃんです。
ドロフィーズキャンパスは約8000坪の敷地から成り立っております。
緑豊かな自然に囲まれていて、様々なトーンのグリーンのグラデーション
が美しく、キャンパスに訪れる人々を癒してくれています。
自然や樹木、草花を眺めていると、「なぜ”緑”なんだろう。」という素朴な疑問が湧いて
きます。
植物が緑に見えるのは、葉が緑色をしているからではありません。
太陽の光の内、緑色の光だけ吸収せずに反射し、それが私たちの目に届いて緑に見えている
ということなんです。
つまり、緑葉の植物たちは、あえて緑色の光を避けているということになります。
しかし、緑色の光は、太陽の光の中で最も豊富に含まれているので
光合成するのに最も効率の良い光らしく、あえて緑色よりも光合成効率の
良くない色の光を多く吸収して光合成をしているのです。
なぜ、植物たちがこのような方法で光合成をしているのか、決定的な理由は未だ解明
されていません。
諸説あるのですが、人間や他の生物との共存のため、という解釈もあります。
最も効率よく光合成をするためには、すべての色を吸収すること。
そうなると、私たちには”黒色”に植物たちが見えることになります。
もし、葉っぱたちが黒色をしていたら、私たちが見る景色は、モノクロ
のような世界になってしまうでしょう。
植物たちが緑色をしてくれているだけで、私たちは癒しや活力を得ること
ができているんですね。
また、光合成効率の最も良い方法をとらないことで、ほかの生物たちに余力を残して
いる、という考え方もあります。
植物は光合成によって、二酸化炭素を吸収し酸素を放出してくれる、地球上で唯一の
酸素生成物でもあります。この過程で、緑色の光を使わない、選択は絶対的に意味が
あるはずです。
植物たちが、その進化の中で、わたしたちとの共生も考え今、緑色でいてくれているので
すから、わたしたち人間も、植物たちとの共存を考え、エコでロハスな考え方をしなければ
いけないですね。