(エクステリア/外構事業)
2022.02.13
ウッドデッキ・フェンスの木材について
ウッドデッキやウッドフェンスに使う天然木は、温もりや、経年変化を味わえるので
エクステリア素材として無くてはならない自然素材です。
写真は白のMINKAサウナ小屋の西側に施工した円形デッキです。
デッキは四角が一般的ですが、板貼りの向きを工夫すれば自由に作れるのが天然木の良い所です。
デッキ材は幅x長さx厚さx樹種の組み合わせで適材適所で選んでゆきます。
樹種はたくさんの種類がありますが、大きく分けて
ソフトウッド(杉・ヒノキ・レッドシダー等)
ハードウッド(ウリン・イタウバ・セランガンバツ等)があります。
写真の円形デッキはセランガンバツと言うハードウッドを使っております。
ハードウッドの特長は
強度・耐久性がありますが、材料が固く重たいので組立て加工が難しいゆえにプロ向けの
素材となります。材料単価は高くなりますが、耐久年数、メンテナンス費や塗装をしなくて
済むのでトータルコストで考えれば決してソフトウッドより高くはないと思います。
写真はレッドシダーのソフトウッドを使ったデッキです。
ソフトウッドは柔らかく軽いので加工性・組立て性が良くDIY向けの素材と言えます。
柔らかい肌触りや、経年変化で浮き上がる美しい木目を好むお客様も多いです。
屋根が有る場所など比較的条件が厳しくない箇所や、定期的な塗装メンテナンスさえ出来れば問題ありません。
ハードウッドも自然素材なので、汚れ毛羽立ちが発生しますのでペーパー掛け等の定期的なメンテナンスが必要となりますが、住む人が手を掛けることで愛着が増し、そこに居るだけで何故か心地よく感じさせられる場所になるはずです。
ハードウッドの経年変化写真
ソフトウッドの経年変化写真
木目の感じは違いますが、どちらもシルバーグレイ色に経年変化してゆきます。
写真は国産杉(間伐材)に低分子フェノール樹脂系木材保護剤を加圧注入したエコアコールウッドと言うハイブリッド素材です。民(九州木材工業)、学(大学)、官(県)の共同開発された素材ですが、昨今の輸入木材の高騰、森林の荒廃、SDGsの目標達成に合致した素材かと思います。実績は20年くらいですが、理論上は90年持つと言われております。
私自身も大変興味があり、昨年の夏から自分の車にルーフデッキとして取り付けて、耐久性を自分でも確認中です。
ウッドフェンスは強度と耐久性が求められる柱にはハードウッドを用いて、
貼り板はソフトウッドを用いる組み合わせもあります。
擬木のコンクリート、アルミ、樹脂素材がありますが、個人的には何か引っかかる部分があります。
コンクリートにはコンクリートのアルミにはアルミの樹脂には樹脂の良さ、特長が有りますので
わざわざ木材に見せる必要は無い様に思えるからです。適材適所、人と同じではと思います。
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